2024年10月スタートの火曜日夜9時のドラマ「民王R」。
前作の「民王」から9年ぶりの続編となり、
今作もパワーアップして楽しませてくれています!
ドラマ「民王R」の感想を綴っていきます。
ネタバレありなので、まだ観ていない方はご注意くださいね・・・。
・ドラマ「民王R」第2話のあらすじ&感想(ネタバレあり)
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第2話「総理と若者」あらすじ(ネタバレなし)
引退を間近に控えながらも、派閥のドンである二木正一(岸部一徳)からの要請で、再び総理大臣の座に就くことになった武藤泰山(遠藤憲一)。しかしその矢先、またしても入れ替わりが発生!新たに秘書となった冴島優佳(あの)と中身が入れ替わってしまったのだ! 公安の新田理(山内圭哉)、猫田マモル(山時聡真)の調べによると、今回の入れ替わり対象は【全国民】だという――こうして再び未曾有のテロに巻き込まれることになった泰山を次なる入れ替わりが襲い…!?
総理執務室で頭痛に見舞われた泰山は、気がつくとどこかの山中でシャベルを片手に立っていた。目の前には両手を縛られ頭から血を流して、ぐったりと木にもたれかかる1人の男――「まさか俺は、殺人犯と入れ替わってしまったのか!?」――周囲を強面の男たちに囲まれていることに気付いた泰山は、シャベルを投げ捨て、一目散に逃げ出す!
その頃、泰山と入れ替わった木下直樹(曽田陵介)は、狩屋孝司=カリヤン(金田明夫)、田中丸一郎太(大橋和也)、優佳らと入れ替わりの対策本部にいた。よもや目の前にいる泰山の中身が別人だとは思いもしない田中丸らだったが、何を言われても「ああ…」としか返答しない泰山に業を煮やし…?
一方、追っ手から逃れた泰山(木下顔)は、無一文な上に連絡手段も見つからぬまま、ひたすら総理官邸を目指して走り続けていた…!
「民王R」公式サイトより
第2話あらすじ&感想(ネタバレ有り)
今回の入れ替わりは、脳に粒子状のチップがあることが確認されており、
とても小さく、経口摂取も可能だという。
たとえば飲料水に入れて全国にばらまけば、それだけで全国民との入れ替わりが可能になってしまうという・・・。
毎回、本当に「入れ替わり」というあり得ないことをオカルトとかファンタジーじゃなくて、
一応科学的に説明するなあ・・・と関心します。
まあ、その科学がファンタジーですが(笑)。
木下は実は殺人犯ではなく、
闇バイトに手を染めていただけだった・・・(よかった)。
なぜ、そんなバイトに手を染めたかというと、正社員になっても手取り15万円しかもらえず、
世間からはそれも自己責任と言われる、闇バイトにでも手を染めるしかない・・・と言う。
この辺、かなりリアルな現実社会の問題をいれているなあ、と思いました。
闇バイトをやる人の中には、もっと簡単に考えてしまっている人もいると思いますが、
この木下のように追い詰められてしまっていた人もいるんだろうな・・・と思いました。
木下の中に入った泰山は、木下の会社に出社すると元請けの会社に乗り込んで、
取引価格を見直すように迫るが、自宅待機を命じられてしまいます。
お金を工面するためにバイトの掛け持ちをする泰山。
総理なのに、意外と現代の仕事事情に詳しいんだな、と感心しました(笑)。
ウーバー的なものや、新聞配達、ファミレスなどで、しっかり働いていました。
泰山はそうやって暮らす若者の孤独も実感していきます。
でもこうやって、本当に国民が実際にやっていることを体験してくれている総理はとても素晴らしいと思います。
現実の総理や国会議員のみなさんにも、
ぜひ国民の一般的なサラリーマンやパートタイマーの人の仕事をやって、
その分のお給料をもらって、いろんなもの払って、
それでいろんな法律を決めて欲しい、なんて思っちゃいます。
入れ替わり、起きないかな(笑)。
バイトリーダーになる泰山。
やっぱりリーダーシップはどんな立場になってもどこに行っても、
変わらず発揮されるんですねww
泰山に入った木下は「若者の孤立見守り事業」に投げやりでしたが、
泰山の態度をみて、自分ごととして法案を通そうと予算案を提案します。
その削減案の中には、総理の給与を全額返納というのも入っていました。
「お金のために政治家になったわけではない」と言った泰山でしたが、
無給総理となったために、悶絶していました(笑)。
そりゃそうですよね。でも、総理だったら、きっと給料以外にもきっと収入源はあるはず・・・。
泰山がファミレスで親切にしていた老人が、
くだんの取引先の会長だったため、木下の会社の取引価格の見直しも行われました。
お互いの立場に立って、
お互いの環境を良くしていく(泰山の場合、支持率はアップしましたが、無給w)、
これが、このドラマの一番いいところですよね。
入れ替わりがただのコメディーではなく、そこから学び、活かしていく・・・。
新しくできた法案と、泰山の頑張りで木下や、木下のような若者の人生が良くなっていくといいな、と思いました。
ラストシーンでは、
どうやら今回の入れ替わりの黒幕にはアメリカ政府がいるような報告が。
さらに、またまた泰山が入れ替わってしまいます。
今度は、なんと5歳の保育園児!!
前作のバカ息子以上の大ピンチ!!
5歳児がどんな総理大臣になるのか、また次回がめっちゃ楽しみです!!
「民王R」放送、配信
放送:毎週火曜日21:00~ テレビ朝日系列
配信:TVer、TELASA、
原作
今回は「Inspired by 池井戸潤「民王」」となっていて、直接の原作はありません。
前作「民王」は小説の「民王」ほぼそのままの内容となっていて、
今回の「民王R」はその中のキャラクターや入れ替わりの設定が使用されています。
まとめ
今回の入れ替わりは闇バイトに手を出した若者。
自分の未来に希望が持てず、今の境遇も自己責任と言われてしまう世代ですが、
泰山と入れ替わることによって希望を見つけ出し、
泰山は現実に国民に起こっている問題を実感し、国民が幸せになるための政治をまた心に誓っていきます。
社会派なテーマでしたが、暗くなることはなく、
むしろよく入れ替わってくれた!よく知ってくれた!とスカッとする内容でした。
楽しく観られて、謎もちょっとだけあって、心がスッとするドラマなので、おすすめです!
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