2024年10月スタートの金曜ナイトドラマ「無能の鷹」。
菜々緒さん演じる鷹野の自由奔放っぷりと、井浦さん演じる鳩山さんのいい人っぷりが輝くドラマですね。
ドラマの感想を綴っていきます。
ネタバレありなので、まだ観ていない方はご注意くださいね・・・。
・ドラマ「無能の鷹」第3羽のあらすじ＆感想（ネタバレあり）
詳しくはこちら
第3話「野望と愛欲に塗れた社内相関図」あらすじ（ネタバレなし）
圧倒的な＜デキるオーラ＞を醸しながらも、衝撃的な＜無能＞ぶりで社内ニートとなっている新入社員・鷹野ツメ子（菜々緒）。今日も優雅にコーヒーを片手に出社、パソコンをインターネットに接続もできず、優雅にスマホゲームに興じる始末―。
本当に、彼女はこんなにも無能なのか？能ある鷹が爪を隠しているだけなのではないかー？＜社内CIA＞の異名を持つ鵜飼（さとうほなみ）は、鷹野の正体を疑い“緊急取調室”を始動。
最近は「恋のため」という理由で早退をしたり、炊き出しに参加したり、募金活動をしている姿が目撃されたという。彼氏がいるのか、職場以外で自己実現をしているのか…、謎はさらに深まるばかり。果ては鷹野を営業に誘い、その能力を試そうと目論む鵜飼だったが…。一方、鷹野のひよわな同期・鶸田（塩野瑛久）は開発部の変人エンジニア・鵙尾（土居志央梨）と鵜飼が、同期なのに犬猿の仲である理由が気になっていた。聞けば高校時代からの親友で、新入社員の頃はお互いに下の名前で呼び合っていたくらい仲がよかったらしい。いったい鵜飼と鵙尾に、何があったのか―――？
そして、鵙尾がIT全般が苦手な鷹野を気に入り、経費精算システムのテストユーザーに依頼したことを咎めたことで、鵜飼と鵙尾の同期仲はますます悪化…！ 居酒屋で鳩山（井浦新）、雉谷（工藤阿須加）に毒を吐くうちに、なぜ出世したいのか、なんのために自分が毎日がんばっているのか、迷宮入りしてしまう鵜飼。そんな中、ついにプレゼン当日。取引先は＜業界の反逆児＞と呼ばれた社長の服井繁（本多力）率いる、フリーダムな社風で有名なアパレル企業。フレンドリーな態度とは裏腹に、すっかり意気消沈した鵜飼にマウントを取ろうとフリーダムハラスメント全開で攻めてくる服井。その瞬間、またもや鷹野がとんでもない奇跡を巻き起こす!?
出世した先には、なにがあるの？
友達よりも、本当に仕事が大切―？
果たして、開幕する地獄のラップバトルの行方は…!?
「無能の鷹」公式サイトより
第3話あらすじ＆感想（ネタバレ有り）
あらすじ（ネタバレあり）
プレゼン中に鷹野のネックスピーカーとBluetoothがつながってしまい、音楽が鳴り出してしまう。
止め方が分からず、このまま続けていいですか、という鷹野。
社長のフリーダム攻撃にイライラしていた鵜飼は、その音楽にのってラップで説明を始める。
あおるようにクラップする鷹野。
すると、戸惑う社長をよそに社員の若者たちがラップで質問を始める。
それを見て鶸田もラップで質疑応答を始める。
その楽しそうな様子を見て、自分は部下にフリーダムを押しつけていただけだった、と反省する。
そして、「御社のような生粋のフリーダムな会社と契約を結びたい」と大型契約を勝ち取った。
後日鵙尾が、鶸田になぜ鵜飼がウザいのか、その理由を語る。
鵜飼は、ただただ、頑張るのが好きなだけで、出世などは実は二の次だという。
仕事が好きで頑張るのが好きなのだが、それをこちらまで強要するのがウザいから、今くらいの距離感がいいと言う。
仲が悪いようだが、他の人が鵜飼の悪口を言うと「あいつの悪口を言っていいのは私だけ」と、
やっぱり仲が良かったころの名残はあった。
そして、もう一つ鵜飼の嫌いなところは、「男を見る目がないところ」。
実は、鵜飼と鵤は社内恋愛をしているようだった・・・・・。
感想
今回は鵜飼さん回でしたね。
鵙尾さんと同期とか、高校時代からの親友とか社内CIAとか、
かなりドラマオリジナル要素が入っています。
SEである鵙尾さんのことを認めていて、
鵙尾さんは手に職があるけど、自分には何もないから出世しないといけない、と、
仲が良かったからこそ、社会人になって、ちょっと劣等感みたいなものも持ってしまったのかもしれないですね。
意外と「なんのために働くのか」とか「働くとは」みたいな問いかけがあるシリアスパートもある回でした。
でも、私が漫画から入っているせいか、
ちょっと中途半端な感じになってしまったような気もします。
「ドラマ」を作ろうとしているのかなー、と。
もしかしたら、30分くらいのドラマで、
毎回鷹野のオモシロエピソードで突き抜けた方がよかったのかもな・・・なんてちょっと思ってしまいました。
でも、やっぱり鷹野のマイペースから繰り広げられたラップバトルシーンは、
最高に楽しかったです。
鵜飼役のさとうほなみさんは、「ゲスの極み乙女。」のドラマー、ほな・いこかさんでもあるので、
まさに本領発揮のラップがSNSでも話題になりました。
それにしても、前回はビジネス英語でプレゼン、
今回はラップでプレゼン。
臨機応変に自社のシステムをプレゼンして相手に届けられる鶸田は、
本当に有能なんだな、と思いました（笑）。
それにしても、今週も鳩山さんがとても優しかったですね・・・。
「鯉に餌をあげる」という理由で早退した鷹野。
鳩山さんは「恋のために」早退したと思っていて、「部下から恋愛相談されたので」と言っていましたが、
そう思って早退OKしちゃうところも、素敵ですｗ
鯉に餌をあげるエピソードはドラマオリジナルなので、
いったいどこの鯉になぜ鷹野が餌をあげているのか、
ちょっと謎です。気になります・・・ｗ
「無能の鷹」放送、配信
放送：毎週金曜日23：15～ テレビ朝日系列
配信：TVer、ABEMA、TELASA、Netflix
原作
原作：はんざき朝未
単行本：全8巻（講談社）
ebookjapanなど、各漫画サイトで配信中
今回は、鵙尾が社内経費精算システムのモニターを鷹野に依頼するのはコミックス2巻7話の「テストユーザー鷹野」、ラップバトルは4巻13話の「自由×鷹野」の回になります。
ebookjapanだと11/3まで1～2巻が無料で読めます！
まとめ
ドラマ「無能の鷹」の第3話は、
さらに鵜飼と鵙尾のキャラクターを膨らませ、ドラマオリジナル設定がたくさん入った内容でした。
原作では鶸田と鷹野しかいなかったラップバトルに、
鵜飼が先陣を切って入っていて、より迫力あるものになっていたのがおもしろかったですね。
鷹野も、鯉に餌をあげてたり、
ボランティアをしている目撃情報もあったりと、また謎が増えていっています。
鷹野は本当は「能ある鷹は爪を隠す」パターンなのか？と一瞬思わせる演出もありましたが、
絶対「無能の鷹」ですｗ
でも、その自由奔放さと天真爛漫さで、
仕事がいい方向に流れていくので、そういう意味では有能なの・・・・・かも・・・？？
ｍ優無能な鷹野が、どんな有能なミラクルを起こしていくのか、
ワクワクしながらも気楽に観られるのでおすすめのドラマですよ！
