2024年10月スタートの金曜ナイトドラマ「無能の鷹」。
ドラマオリジナルエピソードも満載で、それぞれのキャラクターがより深く光っていますね。
ドラマの感想を綴っていきます。
ネタバレありなので、まだ観ていない方はご注意くださいね・・・。
・ドラマ「無能の鷹」第5羽のあらすじ&感想(ネタバレあり)
詳しくはこちら
第5話「愛される老害になるためには」あらすじ(ネタバレなし)
圧倒的な《デキるオーラ》を醸しながらも、衝撃的な《無能》ぶりで社内ニートとなっている新入社員・鷹野ツメ子(菜々緒)がなぜか鶸田(塩野瑛久)がひっそりと更新している個人SNSをじっくりと読んでいる。そんな中、今日も「ありがとう」「ごめん」が言えない老害部長・朱雀(高橋克実)のフリーズしたパソコンの復旧に汗をかきながら勤しむ鳩山(井浦新)の姿が。無事にパソコンは直ったものの、案の定、感謝の言葉はなく、鶸田、鵜飼(さとうほなみ)、雉谷(工藤阿須加)らはグループチャットで、その朱雀の様子を見て愚痴るのだった。
社内チャットで解決する話でも顔を合わせて会議をやりたがる朱雀は、この日も部員を会議室に集めていた。そこでも、やりたい放題で会議を進める朱雀は、独断によりSNSでの宣伝活動を若手の鷹野と鶸田に一任。だが、その後なぜか鷹野は会社の愚痴を連ねる鶸田のSNSアカウントを自席で朗読していて――? そして、宣伝用SNSアカウントのアイコンとヘッダーをポーズキメキメの鷹野の写真に設定し、アカウントの運営も鷹野に任せたことで、またもやトンデモナイ奇跡が巻き起こることに…!
やがて、いつもの居酒屋で酒を酌み交わす鳩山、鶸田、鵜飼、雉谷たち。鳩山からかつて朱雀がバリバリ働いていた現役時代の話を聞き、現在との振る舞いの違いに驚く。そして、「誰でも歳は取る。その結果、誰だって老害になる可能性はある」と鳩山は皆を諭すのだった。一方の朱雀は、家庭でも傍若無人な態度で振る舞っており、妻・亜矢子(中島ひろ子)や娘、息子からはまったく相手にされない日常を過ごしていた。そんなある日、鵜飼らが自分のことを「完全なる老害」と話しているのを偶然聞いてしまった朱雀は、開発部・部長の鴫石(安藤玉恵)に八つ当たりした挙句、早退してしまう。しかし、早く家に帰っても、そこに自分の居場所がないこともわかっていて…。いつからか、なりたくないと思っていた“”部下に理解がない上司”に自分がなっていたのか、と愕然とした朱雀。落ち込んだまま帰宅すると、妻からも定年を前に離婚したいと離婚届を突き付けられてしまい…。
後日、祝日にうっかり出社してしまった朱雀は、同じく間違えて会社に来た鷹野と二人きりに。そして、パソコンがまたもやフリーズした朱雀は、開発部・鵙尾(土居志央梨)の連絡先のメモらしき、《MOZU》と書かれた電話番号に電話するよう鷹野に指示をする。電話をかけてみると、そこは鳩山、鴫石がたまたま訪れていた昭和テイストたっぷりの純喫茶《MOZU》で…? 恋愛相談が得意なママ・百舌子(渡辺えり)と、鷹野との《奇跡の会話》が成立して――!? そして、鴫石は、かつて朱雀と交わした《約束》を果たすべく、強い気持ちで朱雀にあることを進言する。
肩書こそがその人が生きてきた証だというが
果たして、その肩書と地位にこだわった結果、手にしたもの、手放してしまったものとは…?
会社では老害と煙たがられ、家庭では居場所も見つからなくなった。
“一番なりたくないと思っていた人間”…いつからこうなったんだ?
「ありがとう」「ごめん」が言えない老害部長は、今からでも変わることができる…のか!?
「無能の鷹」公式サイトより
第5話あらすじ&感想(ネタバレ有り)
今回は朱雀部長フューチャー回でした。
思った以上にひどい老害でしたねw
でも、実際にもこんな人たくさんいそうな気がします。
昔は言えていたはずの「ありがとう」「ごめん」が、
いつから、どうして言えなくなってしまったのか不思議でなりません。
肩書きを手に入れるために努力して、いらないプライドがどんどん積み重なって、
その結果なくしたものの方が多かった・・・ある意味かわいそうな人です。
家庭でも、本人は家族のために働いて、
そのために家族の心が離れていってしまった・・・。
これも身につまされる人が多いのではないでしょうか??
純喫茶「MOZU」で、恋愛相談とパソコン相談のまたまたズレ問答でなぜか解決していきますが(笑)、
「MOZU」っていうと、違うドラマを思い出してしまいますw
原作と違うところはそこに鳩山や鴫石がいて、
話が食い違っていることに気づきます。
そして、昔自分が嫌っていた上司のように自分がなっていたら指摘して欲しいと言っていた朱雀に、
鴫石が思い切ってそのことを伝えます。
今の朱雀は、朱雀がそうなりたくないと思っていた姿そのものだと・・・。
昔は仕事が出来たという朱雀。
IT企業のスタートアップにいて、どうして今初心者レベルになっているのか、
それもまた不思議ですが・・・w
時代に合わせて変わらなかったために、
今の時代に合わなくなってしまったのだろうなあ・・・と思います。
「朱雀部長に似ていますね」と言われて渡されたぬいぐるみを見て、
こんな風に自分も愛されたい・・・と思い。
今までの自分を改め、
家族や会社の人たちに「ありがとう」と「ごめん」を伝えるようになりました。
これからみんなとの関係も、また良くなっていくといいですね。
積み重ねていって欲しいな、と思います。
それにしても、
鷹野の会社のXが、原作と違い、考察隊によってバズってしまっているのがむしろリアルな気もしましたw
でもせっかくバズったアカウントも、もうすぐ鷹野が飽きて放置されてしまうのかと思うと・・・w
それにしても、鷹野はどうやって鶸田のアカウントを見つけたんでしょうね。
あんな、会社の愚痴アカをわざわざ教えるとも思えないのですが(笑)。
鳩山さんが自分も老害になることを心配していましたが、
鳩山さんはいい人過ぎるほどいい人なので、老害にもならないと思いますし、熟年離婚を突然言い渡されることもないと思います!
「無能の鷹」放送、配信
放送:毎週金曜日23:15~ テレビ朝日系列
配信:TVer、ABEMA、TELASA、Netflix
原作
原作:はんざき朝未
単行本:全8巻(講談社)
ebookjapanなど、各漫画サイトで配信中
今回は、メインの朱雀のパソコンエピソードはコミックス 名刺の肩書きエピソードは 会社のXを担当するのは の回になります。
まとめ
ドラマ「無能の鷹」の第5話は、
朱雀部長にスポットが当たった回になりました。
老害っぷりが強調されていましたが、それだからのこその苦悩や家族との関係、なども深く描かれてしました。
楽しそうにどうでもいいものを会社のXに投稿する鷹野。
電話の相手が鵙尾ではないことに気づかない鷹野。
でも、自然に振る舞っているだけで周りの心や悩みをほぐしている鷹野。
あたたかい気持ちになれるドラマです。
朱雀と営業メンバーの会話の中で、
「韓流(はんりゅう)ドラマか!」
(今どき「韓流」って・・・)
ってなったり、
「冬ソナなら観たぞ!ペ!」
(冬ソナ・・・??)
ってなったり、
え?そうなの?って思いながら観ていました。
私のイメージも冬ソナですし、「え?今は韓流って言わないの??」って思いました。
ヤバイ(笑)。
毎回登場人物の悩みに共感してしまう人がいる人がいると思います。
でも、ちゃんと毎回救いと癒やしがあるので、心温まるドラマです。
無能の鷹野が、そのいいスパイスになっていますよ!
コメント