2024年10月スタートの金曜ナイトドラマ「無能の鷹」。
ドラマオリジナルエピソードも満載で、それぞれのキャラクターがより深く光っていますね。
ドラマの感想を綴っていきます。
ネタバレありなので、まだ観ていない方はご注意くださいね・・・。
・ドラマ「無能の鷹」第4羽のあらすじ&感想(ネタバレあり)
詳しくはこちら
第4話「地雷を踏まない会社の歩き方」あらすじ(ネタバレなし)
圧倒的な《デキるオーラ》を醸しながらも、衝撃的な《無能》ぶりで社内ニートとなっている新入社員・鷹野ツメ子(菜々緒)。今日もホワイドボードの板書を任されるも、気づけば意味不明な壁画になっている始末―。
そんな鷹野が見つめる先には、ダルそうにプリンターで資料を印刷し、ホチキス留めする雉谷(工藤阿須加)。雉谷が作った資料…それは《部長の離乳食》なるもので、専門用語に不慣れな部長・朱雀(高橋克実)用に雉谷が必要最低限の内容をまとめた“アホ専用資料”。新入社員の鶸田(塩野瑛久)は、そんな先輩の介護にも似た行動を「上司への忖度」もしくは「思いやり」なのかと思うが、同僚の鵜飼(さとうほなみ)は「雉谷くんは、面倒なことになる前に早めに手を打ってるだけ」と評する。
その後も鶸田は、「会社でさまざまな地雷を踏まない」ために全力を尽くす男・雉谷のさまざまな能力を目の当たりにする。取引先に応じて好青年からチャラ男までキャラを使い分ける演技力、鶸田は上司にハシゴを外されないためのメールでのcc巻き込み術、社内の人物を憑依させて揉めない社内調整をシミュレーションする危機回避能力。その立ち回りのうまさから、うっかり今年の社内運動会の仕切りを頼まれるも、言葉巧みに誘導して、優しすぎて損ばかりの鳩山(井浦新)に見事役割を押し付け、ほくそ笑むのだった…。
一方、恋人のマミ(市川美織)とも面倒になることを避け、彼女の地雷を踏まないよう細心の注意を払いながら交際する雉谷。しかし、クレイジーすぎる彼女に振り回され、雨の中土下座する姿を、鷹野に目撃されてしまう。
さらには、会社でうまくやりすぎて朱雀に評価され、望まぬ出世街道へ誘われつつあることに気づき、追い詰められた雉谷は転職を考え始め…?
そんな中、緊急入院した鳩山に代わり、雉谷は、鷹野と鶸田とリスケの利かない企業へ代理で営業に行くことに。しかし、社長の二矢(みのすけ)は愛猫が脱走してしまい、感情を失っている状態で…。「これは契約どころではない、一度帰って出直そう」―そう雉谷が決めて引き返そうとしたその瞬間、またもや鷹野がとんでもない奇跡を巻き起こす!?
会社に期待をしなくなったのは、いつからだろう―?
新入社員の頃、持っていたはずの熱い気持ちは今はもうない。
頑張っても報われない、本気になってもバカを見るだけだ―。
そんな理不尽な“会社”という箱庭で、
あきらめと悟りの境地に至った中堅社員が見た景色とは…?
「無能の鷹」公式サイトより
第4話あらすじ&感想(ネタバレ有り)
今回は雉谷フューチャー回でした。
鶸田からみたら、仕事もプライベートも充実していてうらやましい雉谷ですが、
上手く立ち回っているだけだし、彼女はメンヘラで結婚を迫られています。
何よりもどうしてそんな彼女と別れないのかというと、
顔が可愛くて体の相性がいいから・・・。最低です(笑)。
営業先では、商談どころじゃないと思っていた雉谷だったのに、
鷹野が勘違いしてグイグイいってしまいます。
でも、その気まぐれな感じが猫っぽくて、だんだんと社長さんが感情を取り戻していき、
話も盛り上がっていきます。
そして、無事に受注も決まりました。
このシーンが、漫画のエピソードだったんですが、
なんだかドラマの中ではとってつけたような感じになってしまっていてちょっと残念でした。
全体的に雉谷の悩みと、気持ちの立て直し、自分自身の見つめ直しのトーンが強くて、
なんだかこのシーンを無理矢理入れたみたいな感じに見えちゃうんですよね・・・。
前回もちょっとどっちつかずのドラマになってきてしまった感じがしたのですが、
今回は特に感じました。
やっぱり原作から入ったので、原作以外のエピソードがメインになっているとちょっとさみしいなあ・・・と思います。
社内運動会で、サプライズで誕生日を祝われる雉谷。
素直に喜べなかった自分にまた落ち込みます。
社内運動会って、オフィスでやるんですね(笑)。
でも、部署ごとにおそろいのTシャツ(ゼッケンつき)を着ていたり、
みんな全力で戦ったり・・・。
やっぱりいい会社なんだな、と思いましたw
鷹野は雉谷に、雉谷がみんなのマネが上手いのは、みんなのことを愛している証拠だと言います。
自分は、みんなことが好きなのか?みんなに好かれたいのか・・・?と思う雉谷。
しかし、ふと我に返ると、そんなことはなかったと思うのでした(笑)。
めんどくさいけど、
また明日からもみんなとうまくやろうと思う雉谷ですが、
彼女の顔と体しか好きじゃないのに、
彼女の親ともうまくやろうとしていいのでしょうか・・・?
どうしても雉谷の幸せな未来が見えなくて、心配になってしまいますw
今回、私が一番おもしろかったセリフは、
鳩山さんの
「グルグルバットは何回までならコンプラ的に大丈夫なのか・・・」
グルグルバットでもコンプラを気にするのか?!
令和の会社って、大変ですね(笑)!!
鳩山さんがいい人すぎて、
私のイチオシキャラになっていますw
「無能の鷹」放送、配信
放送:毎週金曜日23:15~ テレビ朝日系列
配信:TVer、ABEMA、TELASA、Netflix
原作
原作:はんざき朝未
単行本:全8巻(講談社)
ebookjapanなど、各漫画サイトで配信中
今回は、雉谷が自分の存在感について悩むエピソードはコミックス2巻5話「鷹野のスキル」、ペット用品会社にプレゼンに行くエピソードは3巻10話の「鷹野の人心掌握術」の回になります。
まとめ
ドラマ「無能の鷹」の第4話は、
さらに雉谷のキャラクターにスポットが当たった、今回もドラマオリジナル設定がたくさん入った内容でした。
上手く立ち回るために努力をしている雉谷、
メンヘラの彼女やその両親とも上手くやっていこうとする雉谷の様子が描かれていました。
だんだんドラマオリジナル要素が多くなってきて、
コメディ感が少なくなってきてしまっている感じがちょっと残念でしたが、
相変わらず自分のやりたいことをやり、言いたいことをいい、
みんなの心をほぐして事態を好転させていく鷹野のミラクル。
実は、やっぱり有能なのかな・・・と思ってしまいそうになります(笑)。
登場人物がいい人ばかりで、
鷹野のアホっぷりがバカバカしく、ほっこり観られるドラマです!
コメント